笹井先生の会見

率直な感想として、「正直に言い訳した」って感じで面白かったです。

笹井先生ご自身は、うわさに聞く通り優秀な方なのだなぁと思いました。会見を聞いていて楽しかった。

大衆の意思を操作することで、科学の世界をねじ伏せようとする小保方会見のような恐ろしさや凄みはなく、いらだちも感じませんでした。

Natureクラスの論理骨子はすでに崩れているが、まだ見込みはあるので再度構築したいというのが笹井先生の言いたいことでした。

それはそれでいいんじゃないでしょうか。まあ分野の近い専門家の方はまた違うご意見をお持ちのこともあるでしょうが。

もちろんまだまだ疑義は残っているし、会見でごまかしているところも見受けられたけど、いまでもNature論文だと思うとそういうのが大変気に入らないでしょうが、実質的にはすでにそんな栄誉を与えられた研究テーマではないわけで、学会でもよく発表されるような単なる数ある仮説の一つであるわけです。その程度のものであるなら、そこまで厳しく当たる必要もないでしょう。ま、ここまで優しくするのは、きちんとリトラクトされた後で、にしたほうがいいのかな。

また科研費取ってまたこのテーマで研究していいんじゃないですかね、小保方さん以外が。科研費とれなければ海外のグラントでも取れば。それも取れなければ、このテーマは終わりです。ほかの数ある研究テーマと同じことです。みんなそうやってやってるわけで、フェアなことです。

僕自身は納得いたしました。