雑感

なんかものすごいうそをついていた「らしい」研究者がいて、それで騙されて大規模に報道してしまったジャーナリストさんがいたそうで、大わらわになってますね。

じつは不肖あたくしめも以前に一度、研究成果の関連でNHKに出たことがありますが(って数十秒程度、出たっていうより「映った」っていうほうが正しいかも)、その時来てくれたテレビ局の方々の印象は「この人たち、僕の具体的な研究内容は全く知らないし、知る気もなく興味も無いようだ」でした。「こういう面白い話なんですよ〜」って話しかけた時の「そっすか」みたいなそっけない対応を今でも思い出す、悔しかったなあ。研究成果って自分の子供みたいなものだから。

だからまあ、あそこまでうそ(らしい)つくやつがいるってことは衝撃だったけど、新聞記者のほうが垂れ流しにした件については驚きはしなかったというのは正直な感想。欧米ならちゃんとやれていたかのだろうか?アメリカの新聞社にはPhDがたくさんいるらしいので、それなら誰しも「ん?」という違和感がどこかに感じられるような話なのでそこから少し調べてみるという方向には行きやすかったかもしれないですね。

そうだ、マスコミ各社、今こそポスドクを取ろう。

ところでそもそも「彼」はどうやってマスメディアとのつながり築いたのかなあ。僕なんかは話しかけてもほぼ無視される勢いの対応だったので、少なくとも何らかの個人的信用のつながりがあることがマスコミ垂れ流しの原因になると思われ、記者さんが「彼」を信用するに至ったきっかけはあるのだろうとは思うのだけども。

そこは明らかにすべきだとは思いますが、まあどうせ立派なものであろうはずがないだろうから、難しいか・・・

最後に、事態が明らかになって以降、研究者の方々はあまり彼を強く非難したり侮蔑したりするようなコメントを残していないような感じがあります。僕も、はっきりしてきてからは何も書いてません。

なぜかというと、彼が今後研究者としてやっていけないことは火を見るより明らかであるばかりか、おそらくこれまでも大した研究成果を何一つ挙げたことがないような人であろうことが容易に類推され・・・要するに武士の情けってやつでしょう。

まあこのはてな日記に書いてることも全部虚言癖の大嘘かもしれませんのでみなさん気をつけて下さい。